インプラント歴18年
難症例も可能にする技術と設備
「精密インプラント治療」
- 「CT検査」の実施
- 「サージカルガイド」の利用
- 骨量を増やす「骨造成」
【主訴】:歯が割れて取れてしまった。
【診断】:歯根破折のインプラント治療を行った
【治療期間】:約1年半
【費用】:費用/インプラント埋入手術:約20万円、骨移植:約10万円
※【GBR】Bio-Oss +Bio膜、自家骨を使用
インプラント上部構造:約22万円
【経過】:術後10年経過。歯肉の位置が保たれ、経過良好。
【副作用】:清掃不良や歯軋りによりインプラント周辺に炎症をきたすことがある。
眠っている間に治療が終わる「睡眠無痛治療」にも対応しています
コラム骨量が足りない=難症例?
インプラント治療を受けたいけれど、「骨の量が足りない」と他院で治療を断られた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。インプラントは顎の骨に埋め込むため、十分な骨量が求められます。しかし、現代の歯科医療では、骨量が不足していてもインプラント治療を可能にする技術が進んでいます。
ソケットリフト
ソケットリフトは、上顎の骨が不足している場合に行われる骨造成法です。上顎のインプラント治療では、上顎洞と呼ばれる空洞の存在が問題となることがあります。ソケットリフトでは、上顎洞の底を持ち上げることで骨のスペースを確保し、インプラントの安定を図ります。この方法は、骨量が不足している方でも、インプラントの埋入を可能にするための有効な手段です。
骨量が少なく治療を諦めていた方も、これらの技術によりインプラント治療を受けることが可能です。お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
患者さんの負担が少ない!当院のインプラント治療
歯を失った際に補う治療法には、一般的に「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」があります。しかし、入れ歯やブリッジは、噛み心地や見た目、さらにはお手入れのしやすさに問題が生じることがあり、合わない場合には食事すら楽しめなくなるケースもあります。
それに比べて、インプラントは天然の歯のような自然な噛み心地を実現し、周囲の健康な歯に負担をかけることがありません。ただし、インプラント治療には外科的手術が伴うため、他の歯科治療に比べて患者さんへの負担が大きくなる傾向があります。そこで当院では、インプラント治療において患者さんの負担を可能な限り軽減し、安心して治療を受けていただけるよう、次のような取り組みを行っています。
コラムインプラント歴18年の歯科医師が担当
当院のインプラント治療は、インプラント歴18年の院長が担当いたします。これまでさまざまな症例に対応してきた歯科医師が担当しますので、安心して治療を受けていただけます。
高精度な治療を実現する「精密機器」
当院では、患者さんに安心・安全な治療を提供するため、最新の精密機器を多数導入しています。これにより、治療の精度を大幅に向上させ、外科的処置に伴うリスクを最小限に抑えています。
当院で使用する代表的な機器と、それぞれの役割について詳しくご紹介します。
コンピュータシミュレーションとサージカルガイド
CTで得られたデータは、コンピュータシミュレーションソフトに取り込まれ、インプラント手術の詳細なプランニングに活用されます。このシミュレーションでは、最適なインプラントの長さ、角度、埋入位置などを事前に計算し、手術の精度を最大限に高めます。当院では、すべてのケースでこのシステムを使用した精密な治療計画を立案しています。コンピューターシミュレーションを行うことで、手術の安全性が格段に向上するだけではなく、手術時間の短縮にもつながるため、患者さんの負担も軽減できます。
さらに、このシミュレーションデータを基に「サージカルガイド」という装置が作成されます。サージカルガイドは、インプラント手術の際に使用する専用のマウスピースのような装置で、正確な位置にインプラントを埋入するためのサポートをします。手術時にこのガイドを装着することで、事前に計画した通りの位置や角度でインプラントを埋め込むことができ、手術の安全性が格段に向上します。
プライムスキャン
プライムスキャンと呼ばれる光学スキャナを使用して歯型を採取します。患者さんの負担を軽減しながら型取りが行えるだけではなく、スピーディーかつ精密な型取りが可能です。
CT(コンピュータ断層撮影)
インプラント治療は顎の骨にインプラントを埋め込むため、骨の厚みや密度、さらには神経や血管の位置を正確に把握する必要があります。これらの情報を正確に得るために、当院では「CT」を使用しています。CTは、従来のレントゲンとは異なり、360度から体内を撮影することで、立体的で詳細な画像を撮影できます。
手術前に患者さん一人ひとりの顎の骨の状態を正確に把握し、神経や血管を避けながら安全にインプラントを埋入するための計画を立てることができます。
眠っている間に終わる「睡眠無痛治療」
インプラント治療を検討している方の中には、外科手術への不安や恐怖感が理由でためらう方も多いのではないでしょうか。そんな患者さんにおすすめしているのが「睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)」です。
睡眠無痛治療では、鎮静剤を点滴で投与します。患者さんはリラックスした状態で眠るような感覚になるため、この状態で治療を受けると、恐怖心やストレスを感じることはほとんどありません。うとうとしている間に手術が終わるため、外科手術に対して不安を抱いている方にとって、精神的な負担を大きく軽減することができます。
一流の歯科技工士との連携
インプラント治療では、顎の骨に埋め込まれた金属の土台に「上部構造」と呼ばれる人工の歯を装着します。この人工歯は、熟練の科技工士が一つひとつ丁寧に作製しています。歯科技工士は、患者さんの口腔内の状態や、自然な歯の形状、色合いを考慮し、見た目と機能性を兼ね備えた歯を作り上げるプロフェッショナルです。当院では有限会社「湘南セラミック」の代表を務める白石大典氏/有限会社「デンタルルーム髙田」の髙田玄三男氏と連携し、高品質で自然な仕上がりの上部構造を提供しています。
コラム技工士による「立ち合い」も可能です
当然ですが、患者さんの実際のお口の状態を確認して製作した人工歯の方が精度が高くまた見た目も自然で美しい仕上がりなります。当院では、歯科技工士による立ち合いを行い、患者さんのお口により馴染む人工歯をお作りすることも可能です。
患者さんからも直接要望を歯科技工士に伝えることができるため、限りなく理想に近い人工歯を得られます。機能性にも審美性にもこだわりたいという方は、ぜひ歯科技工士による立ち合いをご活用ください。
世界各国で使用されるトップブランドを使用
インプラントのメーカーは、世界中に150〜200社ほど存在しており、その中でどの製品を選ぶかは非常に重要です。インプラントは一度埋入すると、生涯にわたって使い続けることを前提としているため、品質と信頼性が求められます。
当院では、世界中の歯科医師から信頼を集めているトップブランドのインプラントである「アストラテック」を採用しています。
アストラテック
当院では、デンツプライシロナ社アストラテック オッセオスピードTXを採用しています。オッセオスピードTXは、フッ素処理により骨結合を促進し、早期の安定性が見込めるという特長があります。
また、インプラントとアバットメントの接合部にコニカルデザインを採用し、接合部の安定性が高く、細菌が侵入するリスクも少ないというメリットがあります。