予防歯科

0466-27-89980466-27-8998 再診専用WEB予約
キービジュアル

生涯歯を守る秘訣
それは「細菌」の除去です

画像

当院では「定期管理型」の予防歯科を実践。
年代別」の予防プログラムをご提案しています。

「定期管理型」の予防歯科を実践しています

画像

歯科医院での予防歯科には、主に2つのアプローチがあります。それが「定期健診」と「定期管理」です。それぞれの役割を簡潔に説明しましょう。

定期健診では、問題が発生した際に早期発見し、治療を行うことで進行を防ぎます。一方、定期管理は、もそも問題が起きないように予防的なケアを行うことが目的です。

では、どちらのアプローチが歯の寿命を長く保つのでしょうか?

答えは「定期管理型」です。問題が発生してからでは、既に手遅れとなることも少なくありません。だからこそ、問題が起きる前にしっかりと管理し、健康な状態を維持する「定期管理型」の予防が、歯を長く守るための重要な手段となるのです。

当院では、小さなお子さんから高齢者まで、各年代に応じた予防プログラムをご提案しています。次節では、それぞれについて詳しくご紹介します。

全年代に「共通」の予防プログラム

画像

まずは、どの世代でも行う必要があることをお伝えします。年代に関係なく、お口の健康を守るためには「リスク検査」「予防プログラムの立案」「評価」「メインテナンス」の5つの循環が重要です。当院はこのルールに則って、予防歯科を行っています。具体的流れは次の通りです。

リスク検査の実施

咬合検査

画像

咬合検査は、噛み合わせに異常がないか調べる検査です。上下の歯が正しく噛み合っていない場合、歯や顎に過剰な負担がかかるため、これを発見して治療につなげます。また、歯周病とよく似た症状の「咬合外傷」の有無も調べます。

噛み合わせの異常は、肩こり、頭痛、姿勢の悪化など全身に悪影響を及ぼすリスクもあるため、治療プログラムを立案する上で非常に大切です。

ポケット検査

画像

歯周ポケットの深さを測り、歯周病の進行度を確認します。また、治療後に歯周ポケットの変化を確認し、治療効果を判定します。

CT/レントゲン検査

画像

 CTやレントゲン検査を行い、顎の骨の状態を評価します。歯周病は顎の骨を溶かす病気のため、歯だけではなく顎の骨まで確認することが重要です。

口腔内写真

画像

お口の中を詳細に撮影し、日々のブラッシング状況や、かみ合わせ、歯並びの治療前後の変化を確認します。

唾液検査

画像

当院の唾液検査では「sillHa(シルハ)」と呼ばれる検査機器を使用します。シルハコネクトの特長は、虫歯リスクや歯周病リスクなどが分かるだけではなく、年代ごとの平均値まで知ることができます。

また、どなたが見ても検査結果が分かりやすいデザインとなっているため、小さなお子さんから大人の方までご自身の口腔内の状態をご確認いただけます。非常に分かりやすいため、口腔内のケアに対するモチベーションも高く維持していただけます。

PCR(プラークコントロールレコード)

画像

PCRは、患者さんの口腔内の歯垢(プラーク)の付着状況を記録・評価するための指標です。歯や歯茎の境目にどれだけプラークが残っているかを染め出しを行って確認します。視覚化することで、普段のブラッシングの成果が一目で分かります。

予防プログラムの立案

画像

検査結果に加えて、患者さんの生活スタイルや性格なども踏まえた上で予防プログラムを立案し、実施していきます。

治療

画像

検査の結果、歯に問題が見つかった場合はそちらの治療を優先的に行います。この時、当院が大切にしているのは、できる限り歯を削り過ぎない治療を心掛けることです。

歯は削り過ぎると脆くなり、抜歯リスクが上昇してしまいます。インプラントや入れ歯など優れた補綴治療はありますが、自分の歯に勝るものはありません。当院では歯へのダメージを最小限に抑えた治療を行い、長く自分の歯を使っていただけるようにしています。

評価

画像

各種検査で治療後の状態を評価します。

メインテナンス

画像

治療が終わったら、その状態を維持するためにメインテナンスへと移行します。検査からメインテナンスの循環によって虫歯や歯周病はコントロールすることが可能です。歯が悪くなりそうになったとしても、早期発見、治療が可能となるため、歯へのダメージを最小限に抑えることができます。それでは、次に各世代の取り組みについてご紹介します。

0歳から幼稚園

画像

この年代に注力すべきは、虫歯の感染予防や食育指導、歯並びについてです。当院では、お子さんの健やかな成長を後押しする「口腔育成プログラム」を行っています。

口腔育成プログラムとは?

画像

口腔育成プログラムは、お子さんの健やかな成長を促すために、虫歯ゼロのために適切な歯並びの育成を目指すプログラムです。ここで気を付けていただきたいのは、歯並びはお子さん個人の問題ですが、虫歯予防に関しては親御さんにも影響があるということです。

なぜなら、虫歯は細菌感染によって起こるものですので、ご家族で一緒に予防に取り組んでいただくことを推奨しています。

お口の健康を左右する「虫歯予防」

画像

意外に思われるかもしれませんが、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中に虫歯菌は存在しません。しかし、食べ物の口移しやキスなど家族とのスキンシップによって、虫歯菌に感染し、虫歯リスクが高くなってしまいます。虫歯菌に感染しやすい時期は生後19か月から31ヵ月と言われているため、この期間は特に注意が必要です。この時期に虫歯菌の感染を防ぐことができれば、口腔内の細菌バランスが整う3歳以降は虫歯に感染しにくくなります。成長しても虫歯になりにくい口腔環境にするためには、親御さんの協力が必要不可欠ですので、ご協力をお願いします。

健やかな成長を促進する「食育指導」

画像

食育、すなわち食事の取り方の教育を行います。例えば、虫歯リスクを軽減するために、砂糖を含む食事や飲料を控えるように指導する、適度に固い食べ物をしっかり噛むことで顎の成長を促すなど、食事からお口ひいては全身の健康のサポートをします。

口腔機能の向上、改善を行う「予防矯正」

画像
画像

歯並びが悪くなる原因として「遺伝」を理由として考えられる方は多いと思います。もちろん、それは間違いではありません。しかし、実は舌や唇などお口周りの「筋肉」や指しゃぶりなどの「悪癖」が原因となることがほとんどです。

例えば、「舌癖(ぜつへき)」と呼ばれるものがあります。普段、無意識の状態で舌が歯に触れている場合、この癖に当てはまります。たとえわずかな力でも、長時間にわたって舌が歯に押し続けることで、歯並びが乱れる原因となるのです。また、お口がポカンと開いてしまう、口呼吸も歯並びに影響するリスクがあります。当院では、これらの癖を改善するためにトレーニングを行い、改善していきます。

これらの癖が改善されれば、自然と綺麗に歯が並ぶよう土台が作られます。その結果、永久歯が綺麗に並びやすく、見た目のコンプレックスも改善できます。その他、次のような副次的効果も得られます。

  • 健康的な呼吸習慣の獲得
  • 歯並びが整うことで顔貌に変化が生まれる
  • 食べ物をしっかり噛めるようになる
  • 正しい姿勢を保てるようになる
  • アレルギー症状の改善
  • アトピー症状の改善
  • いびきは歯ぎしりの改善
  • 喘息の改善
  • 免疫機能の強化
  • 夜頻尿の改善
  • 虫歯や歯周病の予防

小学生から高校生

画像

この年代は下記などがポイントとなります。

✅自宅でのお口のケア
✅歯周病予防
✅食育
✅歯並び

ある程度自分でケアができるようになる年代ですので、虫歯、歯周病予防だけではなく、日々の食事や歯並びにも関心を向けてもらえるよう情報提供を行います。また、必要に応じてトレーニングを併用し、お口の健やかな成長そして健康を目指します。

大学生以上(成人)

画像

公私ともに忙しいこの年代は虫歯予防、歯周病予防がメインです。また、妊娠中の方や小さいお子さんがいらっしゃる方にはお子さんの成長にまつわる情報提供も行います。

中高年

画像

お口の状態に問題がない方は、成人の方と同じ取り組みを行います。一方、お口の状態が悪い方にはお一人おひとりに合わせた治療を行い、症状の改善します。

特にこの年代になると自分で食事ができるか否かが重要になります。入れ歯をお使いの方であれば、入れ歯の調整を行います。その他、下記も行い、年齢を重ねても自分で食事を取れる状態を維持していただきます。

✅噛み合わせの調整
✅欠損部の治療
✅歯周病、虫歯の改善

注目!定期的なメインテナンスが歯の寿命を左右します

「虫歯や歯周病は避けられない」「歯は悪くなれば治療すればいい」という考えをお持ちの患者さんに、まずはこれだえお伝えさせてください。その考えは古いです。加齢とともに歯が失われるのは当たり前とも言えません。もし、これらの考え方を持っている方がいらっしゃれば、それは誤解です。

下記のグラフをご覧ください。80歳での残存歯数と定期的な健診・クリーニングの受診率を比較した結果が示されています。欧米諸国と日本を比べると、定期健診を受ける割合が高い国ほど80歳までの歯の残存数が多いことがわかります。

国別定期健診と残存歯数のグラフ

画像

つまり、歯科医院での定期的なケアを受けることで、歯を守り、虫歯や歯周病を予防し、一生涯自分の歯でご飯を食べたり、会話を楽しむことができます。なぜなら、セルフケアでは対処しきれない歯の汚れを取り除き、早期に問題を発見することができるからです。当院では、患者さんが生涯ご自身の歯を使い続けられるように「定期管理型」の予防歯科を行っています。

その他、当院の予防プログラムの「特長」

画像

患者さんの現状を確認後、適切な治療計画を策定し、理解を得て治療開始します。

PMTCの実施

画像

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、専門家が専用の器具と技術を使い、患者の口内清掃を行うプロセスです。通常の歯ブラシでは取り除けない歯垢、歯石、バイオフィルムなどの汚れを効果的に取り除きます。超音波スケーラーやハンドスケーラー、エアフローなどを使用して汚れを除去していきます。

超音波スケーラー/ハンドスケーラー

画像

超音波スケーラーは、超音波の振動を利用して頑固な歯石を粉砕する道具です。短時間で幅広い範囲の歯石を取り除くことが得意ですが、浅い箇所には効果が薄いこともあります。そのため、手動のハンドスケーラーと組み合わせて使用することで、歯石を根本的に取り除くことが可能となります。

レーザー治療

画像

当院ではレーザーも治療に活用します。レーザーを活用することで大きく次の2つのメリットを得られます。

効果1:殺菌効果

従来の歯周病治療では取り除くことが難しかった歯周病による内毒素の除去も、歯科用レーザーの殺菌効果により簡単に行えます。治療と同時に患部の殺菌・消毒も行われるため、治癒経過も良好です。また、レーザーを使うことで、深い歯周ポケットや複雑なポケットにも到達し、殺菌効果が高まります。

効果2:痛みの軽減

レーザー治療は痛みが少なく、麻酔を使わずに行えることがほとんどです。不快感が少ない治療が可能です。

高濃度フッ素の効果

画像

高濃度のフッ素は、歯科医院でのみ取り扱われます。通常の18倍(9000ppm)の高濃度フッ素を使用することで、予防効果が非常に高いです。

殺菌水で口腔内を徹底除菌

画像

殺菌水」を使うことで、口腔内に過剰に増えてしまった細菌を効率的に抑えることができます。この殺菌水を取り入れることで、細菌の繁殖を防ぎ、口の中での拡散を効果的に阻止することが期待できます。結果として、口内環境を清潔に保ち、感染リスクを大幅に軽減する役割を果たします。

歯科衛生士「担当制」の導入

画像

当院では「歯科衛生士担当制」を導入しています。歯科衛生士は予防ケアの専門家であり、良好なお口の状態を維持するためには、継続的なケアが必要です。担当者が通院するたびに代わると患者さんはその都度、自分の症状を話すところから始めなければなりません。

しかし、担当制にすることで、そうした患者さんの負担を軽減できるだけではなく、患者さんのお口の状態を把握しやすく、より効果的なメンテナンスを提供できるようになります。

当院では各種検査の結果をもとに、オーダーメイドの予防プログラムとして、ご自宅でのケア方法だけではなく、患者さんお一人おひとりに最適だと考えられる具体的なセルフケア用品のご提案までさせていただきます。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

初診ご予約・お問い合わせ

0466-27-8998
再診WEB予約

〒251-0031

  • 駐車場完備(4台分)
  • 江ノ島電鉄・鵠沼駅より徒歩2分

このページの先頭に戻る